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Ms.Xの覚書
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『理想の女(ひと)』
2009年 12月 01日 *
理想の女(ひと)』 イギリス/アメリカ/イタリア/スペイン/ルクセンブルク マイク・バーカー

1930年代、イタリアの島で過ごすアメリカ人富裕層。その中に結婚1年目の幸せな夫婦もいた。美しくも貞淑な妻は言い寄る男を寄せ付けない。しかし夫は金目当てに近づいてきた妖艶な年上の女と密会を続ける。その噂は瞬く間に社交界に広まり、妻は自暴自棄になるが…。
なぜか、夫の年上の愛人が無邪気な妻をも手なずけ、という話だと思っていたのですが違いました。
そのせいか意外性はあったけど、夫婦のすれ違いの様子にはあまり入り込めなくて「ロミオとジュリエット」みたいに形式美を見守る感じかな。
ヘレン・ハント演じる男を惑わす女がとても魅惑的で、ラストへとつながる心境の変化の表現もよかった。
ハート・オブ・ウーマン』では嫌味なキャリアウーマンなのか、ちょっと孤独で憎めない女性なのかどっちつかずでパッとしなかったので、『理想の女』の方が断然素敵でした。
by pilsnerglass39 | 2009-12-01 06:28 | 映画など | Trackback | Comments(0) *