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Ms.Xの覚書
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エフゲニー・キーシン室内楽
2011年 10月 06日 *
キーシンが来る!というので喜んでいたら、共演者はなんとマルタ・アルゲリッチ!!
猛烈に楽しみにしていたのですが…、直前になってマルタ・アルゲリッチは来日中止。
残念…。生で聴いてみたかったな、アルゲリッチ。
体調不良では仕方ないですが。

まあそもそもの目当てはキーシンのピアノなので気を取り直して行ってきました。
共演はチェロのアレクサンドル・クニャーゼフ。
前半がチェロとのデュオだったのですが、始まった途端、何かが共鳴してる…?
いやここはコンサートホール。そんなはずは。と頭の中が??でいっぱいになりつつ聴いていましたが、どうもチェロの演奏に合わせて空気の漏れるような音が聞こえてくる。
これはクニャーゼフ氏の息遣いでは…。
帰ってから調べてみたところ、どうやらクニャーゼフ氏は鼻息が荒いので有名みたいです。
曲の途中で、チェロが「さあ!」というところでは「ハァッ!」という気合いのような音も発してたし。なんか…、三味線?
共演者は気にならないのかなあ。
とはいえ演奏はふたりの息がぴったりで素晴らしく、途中からは気持ちを切り替えて楽器の音に集中するようにして満喫しました。

後半のキーシンのソロはもう文句なしです。完璧だー。
ラン・ランのような演奏も面白いのかもしれないけど、わたしはやっぱりキーシンみたいな「正確」な演奏の方が好きだー。
いいものを聴きました。
アンコールも5曲もやってくれて、アルゲリッチの共演がなくなったため曲目が変更になってたけど元々プログラムに入ってたスケルツォも聴けて嬉しかった。


演目
シューマン 幻想小曲集 op.73
ラフマニノフ チェロ・ソナタ ト短調 op.19
ショパン 夜想曲 第10番 変イ長調 op.32-2
ショパン ピアノ・ソナタ 第3番 ロ短調 op.58

アンコール曲
シューマン=リスト 献呈
ショパン スケルツォ 第2番 op.31
ショパン 小犬のワルツ
ショパン ワルツ 第7番 p.64-2
グリーグ 詩人の心
by pilsnerglass39 | 2011-10-06 23:23 | 展覧会・演奏会・演劇など | Trackback | Comments(0) *