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Ms.Xの覚書
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台北旅行3日目
2012年 01月 13日 *
宿泊は朝食付きだったけど、ホテルのビュッフェは1回だけにして、あとの日は外に食べに行くことに。
善導寺駅のすぐそばの華山市場の2階にある阜杭豆漿に行ったら、休みだったー。
同じこと考えてた人がけっこういたみたいで、「えっ!休み?」って感じで、ちょっと建物に入ってみたりしてる観光客っぽい人々が何組か。
日本人ではなかった。言葉がわからないのでどちらか判別できないけど、台湾人か中国人。

戻ってホテルの朝食を食べる、という手もあるのでちょっと迷ったけど、滑り止めに考えていた盛園豆漿へ歩いて行く。
1月2日だけど、どうやら台湾では単なる月曜日みたい。
人々は普通に出勤していく模様。
大学生や高校生も登校していた。
冬休みですらないのか。

中正紀念公園。
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せっかくなので中を通って行く。
台北旅行3日目_f0013029_21464931.jpg
たどり着いた盛園豆漿は建物というより小屋に近い感じで、ちょっとドキドキした。
でもものすごく繁盛している。
店頭でサンドウィッチみたいなのをいろいろ売っていて、人々が群がって買っている。
車で乗り付けて、持参した鍋に料理を入れてもらってる人もいる。
中に入って適当に席に着いたけど、お店の人たちは店頭の対応だけでもものすごく忙しそうで、こちらに構ってる暇はないみたい。
席を立ってなんとかおねえさんをつかまえて、「鹹豆漿2」と書いた紙を見せる。
豆漿(ドウジャン)というのは豆腐でできたお粥状の食べ物。
ここの鹹豆漿は23元。桜海老、ザーサイ、揚げパン、葱などが入ってました。
熱々。で、だしの味わいが素晴らしい!
こういう味はいろんなものを使って大量に作ってるこういうお店だからこそ出せるんだろうなあ。
そうか、台北の人たちはこういうおいしいものを普通に食べてるのか…。
あまりのおいしさに深く感銘を受けて店を出る。

中正紀念公園の南側を通ってMRT中正紀念堂駅へ。
駅入口手前の国家戯劇院。
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奥には国家音楽庁が見えました。

MRTで士林まで行き、駅前のバス停から路線バス304に乗る。15元。
前の日に九份へ行ったときに乗ったバスは先払いだったけど、この日のバスは後払いでした。
で、ちょっと疑問なのですが、日本みたいに整理券がないのに誰がどこからどこまで乗ったかどうやって把握してるんだろう。
九份行きのときみたいに前に1つだけ乗降口があるバスでも全員把握しておくのは大変そうなのに、この日に乗ったバスは大きな乗降口が2箇所あって、バス停によっては大人数がドッと乗り降りするので、とても運転士がすべてを把握しているとは思えない。
ICカード利用者が多いのでそれが前提になっているのかもしれないけど、現金払いの人は自己申告のような。

そして、このとき乗ったバスは「歌う運転士」でした。
なんだか大声で歌ってる人がいるなー、と思ったら、乗客ではなく運転士だったの。
台湾ではこれが普通なの?と思ったけど、周りの人もギョッとして運転席から離れたりしてたので、特徴的な運転士だったのでしょう。
持ち歌はたくさんあるらしく、さまざまなレパートリーを次々と歌ってました。
でも何か質問してた乗客にはちゃんと答えてるっぽかった。

地下鉄やバスでは飲食禁止で罰金もあると聞いていたので、うっかりグミキャンディを食べそうになっては踏みとどまったりしてたのですが、このバスではもりもりパンを食べてる人がいてちょっと不思議でした。

捷運士林站から故宮博物院まで15元。10分くらいだったと思います。
たくさん人が降りるし、そこが博物院だということは見てわかりました。
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故宮博物院の入場料は大人160元。
日本語音声ガイドも借りました。1台100元。代表者がパスポートを預けます。
この時点で9時40分。
午前中は3階から見て回りました。
見るものはたくさんあるので、団体客がやってきたらそこは避け、じっくり見られるものから鑑賞。
肉形石と翠玉白菜はどんどん混雑していくだろうと思っていたら、一日の中でもかなり波がありました。団体客の影響だな。

昼食は館内の高級レストラン故宮晶華の地下にある、故宮晶華の味が手頃な値段で味わえるという府城晶華で。
せっかくだから一番豪華な450元のコースにしてみたんだけど、大食の我々でもかなり量が多かった。
いや、純粋に量が多いというより、同じような味付けのものが多くて、単調で途中から飽きてきた。
味は素朴と高級の融合というか、それなりに凝った料理だとは思うんだけど。

午後も引き続き美術品の鑑賞。
ここで一つ勘違いをしました。
展示品を見て行くとところどころで重要なものが空になっていて「別の展示室に移動してます」というような説明書きがありました。
これは期間限定で一部の展示室にSplendid Treasuresを集合させているという趣向だったのだけど、特別展の方に行ってるのかと勘違い。
特別展にも行ってみることに。
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特別展は250元。
え?常設展が160元で、特別展が250元?
セット券とかないのかなあ…と一生懸命、窓口の表示を見ていたら、男の人が声をかけてきました。
台湾語(たぶん)で何やら言いながら券を差し出してくる。
いきなりだったのであっけにとられていると、今度は英語で「うちは2人だから1枚あげるよ」と。
びっくりして固まっていると、「英語わかる?」(笑)。
いや、わかるけど、なんか悪い人とか変な人じゃないかと思って警戒したんですよね。
この人は奥さんとベビーカーの娘さんと一緒で、招待券を3枚持ってるけど2枚しか必要ないから1枚くれるということでした。
お礼を言ってありがたくいただき、窓口でもう1枚購入。

この特別展、康熙大帝とルイ十四世の交流を美術品で表現した企画なのですが、ものすごい混雑でした。
どの展示品にも人が群がっていてあんまり見えない。
諦めて早々に退出したけど、ここに入った意味はあまりなかったような。
それでもいくつか興味深い展示品があったのでまあ良しとしよう。

本館に戻り、チケット売場をよく確認してみたら、特別展とのセットもあったー。300元。
でも1枚ただでもらえて幸運でした。

その後はSplendid Treasuresも含めて本館をゆっくり6時頃まで鑑賞。
ミュージアムショップでお買い物して故宮博物院は終了。

中国の宝の中でもいいものは北京ではなく台北にあるというだけあって、素晴らしかった。
事前に予習しておいて役に立った本は次の2冊。
台北故宮博物院(別冊太陽)
台北國立故宮博物院を極める(とんぼの本)

別冊太陽の方は旅行前にちゃんと読む時間がなかったので、帰ってから復習しました。
いつかまた行きたいな。北京の故宮博物院にも行ってみたい。

博物院では多くはないけどそこそこ西洋人もみかけました。
ほかでは見なかったので、前夜のGordon Bierschはほんとに西洋人率高いな。
博物院では中国からの団体客と台湾の人(たぶん)が多かった。韓国からの団体客もいたなあ。
九份は日本人ばかりかと思ったら、確かに日本人は多かったけど意外と台湾の人(たぶん)でいっぱいでした。
年末年始の台北は日本人観光客でいっぱいかと思ってたけど、そうでもないんだな。
街なかの観光客っぽい人も、意外と台湾(中国かも)の人が多いのでした。

帰りも304バスに乗って捷運士林站へ。
このバスの運転士は大音量で口笛を吹いてました…。
社風なのでしょうか。

当初はこの後、士林の夜市や、龍山寺駅まで行って華西街夜市を見ようかと思っていましたが、前日の街歩きに続いて丸一日の博物院で足がパンパン。
これ以上歩き回るのは無理、ということで地ビールを飲みに。
MRTで士林から南京東路へ行き、Jolly Brewery+Restaurantへ。
入口での英語でのやりとりはうまくいかなかったけど、席を見せられてわかった。カウンターでもいいか、と聞いてたのね。
店内は小さな子供連れも多く、にぎわっています。
ビールは6種類を小さなグラスで飲めるお試しセットを注文。
バイツェン、ピルスナー、ペールエール、スタウト、スコッチエール。残り1つの期間限定品はないというのでバイツェンを2つにしてもらう。
飲物が1セットだったのでつきだしが1つ出される。
バイトがマニュアル通りにやってるって感じだな。
ここの料理はタイ風。
でも別にタイ料理を食べに来たわけではないので、揚げ海老春巻と空芯菜炒めを注文。
ここでも無料でパンが付いてきて、さらにタイ方式で白いご飯がいくらでももらえます。
この後はしごするつもりなので、パンはもらったけどご飯は断りました。

季節柄なのか、たまたまなのか、よくわかりませんが、台北の空芯菜は細いですね。
香港の空芯菜は太かったのでそういうものだと思ってましたが、台北ではどこでも細かった。
おいしいからどっちでもいいんだけど。

ここのビールはペールエールとスコッチエールがおいしいです。深い味。
バイツェンはあっさりめでした。

Jolly Brewery+Restaurantはクレジットカードが使えます。
ビールのサンプラーと料理2皿で792元でした。

続いてMRTで市政府へ移動し、金色三麥(チンスーサンマイ)へ。
Gordon Bierschと同じくデパートの中に入ってます。
ここはドイツの製造方法で醸造したビールということで、店内もヨーロッパを意識した飾りつけ。
スタッフもチロル風の衣装だし。
料理も欧風のメニューだけど、ザワークラウトが微妙に中華風味だったり、ソーセージに立てられてるのはイギリスの旗だったり、割りとテキトーです。
あ、でもアジア風ヨーロッパ料理ということだからこれでいいのか。

ビールは3種類だと思ってたら、ラガー、ハニーラガー、デュンケルのほかにシーズナルもありました。
シーズナルが何か知りたかったけど、お互いつたない英語でのやりとりだったのでそこまで聞けず。
1人、片言の日本語を話すおにいさんがいて、ハニーラガーを持ってきて「ハチミツ!」と言ってました。
ちょっと面白かったのは席に案内してくれた女の子。
地元民だと思ったらしく、台湾語でおすすめメニューの説明(たぶん)などしてくれた後、我々が外国人だとわかるとギョッとして逃げるように去り、寄り付かなくなりました…。
広い店内はけっこう空いてました。
埋まってたのは10卓くらいだったかなあ。
大人数の飲み会が多くて、すごく楽しそうに盛り上がっていて、ビアホールとしてはいい雰囲気でした。

金色三麥もクレジットカードが使えます。
生ビール4杯とソーセージ、シーザーサラダで1100元でした。

地ビール飲み比べの結論としては、明らかにGordon Bierschが高レベルでした。
全種類おいしい。
Jolly Brewery+Restaurantもものによってはなかなか。
比べてしまうと金色三麥は普通かなあ。
by pilsnerglass39 | 2012-01-13 21:33 | | Trackback | Comments(0) *