月餅を求めて南京町へ
2015年 09月 25日
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話が前後しますが、『ドン・ジョヴァンニ』の前、マグリット展/ルーヴル美術館展の後に南京町に行ってました。
中秋節の頃に中華街へ行けば月餅があるだろうと踏んで、ついでに食べ歩きを、なんて軽い気持ちで出掛けたら、とんでもない混雑でした。
ルーヴル美術館展のときの二の舞…。
大きめの食材屋さんが3軒あるのは調べておいたので、まずは月餅を調達。
絶対に食べたいのは木の実餡で、あとは基本の小豆餡や棗餡、蓮の実餡、ココナッツなどを適当に。
持ち帰って並べてみて気づいたのですが、恵記商行と東栄商行の扱っている月餅は同じでした…。
そんな気もしたけどさすがに店内で他店の商品を取り出して見比べるのははばかられたので。
まあ、そう思って少し違う種類を選んだのでよしとしよう。
賞味期限は恵記商行より東栄商行の方が1~2か月長いものが多いので、東栄商行の方が回転がいいのかもしれません。
そして満員電車のような混雑、しかも残暑の中、がんばって食べ歩きました。
先に月餅を買ってしまったのは失敗だった。重いし邪魔だし後にすればよかったな。
食べ歩き1軒目は店名を見るの忘れた。
長安門を入ってすぐ左のお店だったような気がします。
食べ歩き第一目的の大根餅とニラ饅頭を食べました。
2軒目はユンユンで焼小籠包。
ここの行列は少しずつ進むのではなく、小龍包が焼き上がったら一気に進み、しばらく停滞してまた焼き上がったら一気に進む感じです。
あんまり期待してなかったけどなかなかおいしかった。
市販の餃子的なものって化学調味料入れすぎな味のが多いけど、ここのはわりと自然な味。
でもさ、焼いてると底が硬くて立ち食いしにくいのよ。蒸すだけでいいような気も。
3軒目は龍鳳のちまき。
案内図の店舗の場所ではなく、恵記商行の前に屋台が出てました。
隣の果物のかき氷に行列ができてたけど、ちまきはすぐに買えた。
ちょっと味が濃いけど、大きな具も入ってるし、干しえびの風味がしっかりしていておいしい。
ここで買ったものなら中の飲食スペースで座って食べられます。
豚まんは…、なんか印象薄かった。可もなく不可もなく。
豆腐に蜜をかけたデザート豆花はとてもおいしかったです。
トッピングがいろいろあって、小豆と緑豆とタピオカとピーナッツののった伝統オールというのにしたのですが、これが大正解でした。特に茹でピーナッツ(久し振りに食べた!)がおいしかったなあ。
最後は攤販街のクワパオ。
ここは屋台ではなく、料理店の入口横にある窓口で買えます。
角煮サンドなんだけど、肉がぺらぺらだった…。
高菜みたいな野菜が入ってるんだけど、完全にそちらの味でした。
がっかりした夫が最後に豚まんか何か食べたいというので、大人気の老祥記に行ってみたらとてつもない行列で諦めた。
なんかね、混雑してる中でみんな立ち食いしてるんだけど場所がなくて、他店の前で立ち止まって追い立てられる人もいたりして、もうちょっとなんとかならないのかと思ったよ。
とにかく混んでるし、南京町を出ることに。
一貫楼で豚まんを買って食べました。
久しぶりに食べたら、なんか玉葱率が高くなってたような気がする。豚まんというより玉葱まん。
南京町では大根餅をたくさん食べたかったんだけど、あまり売ってなかった。冬野菜だからかな。
大根餅って書いてあっても聞いたら「ない」って言われたり。
老祥記の隣の吉祥吉にはあったけど、麺類か何かが人気らしく行列ができてたので諦めました。
ひとつ学習したことは、連休やイベント時の南京町で食べ歩きは無理、ということ。
月餅買っておとなしく帰るならいいけど。
何か食べたいなら空いてるときに行こうっと。
**
東栄商行と恵記商行の月餅は販売者として店名が表示されているだけだけど、廣記商行のには製造者㈱和昌と書いてあります。川崎の会社です。横浜中華街でも売ってるんだろうな。
東栄商行の夜来香月餅クルミ入りあずき餡だけ甘い。
ナツメ餡のものは、東栄商行は棗蓉、廣記商行は棗椰との表示。
東栄商行のはかなりあっさりしていて、あまりナツメの風味がありません。
廣記商行のは味も、ねっとりした食感も、しっかりナツメです。ただしちょっと甘め。
あんこだけ(プラスくるみ?)の豆沙も廣記商行の方が甘かった。
一番の目的は木の実餡の五仁ですが、東栄商行・恵記商行のは胡麻が多くてナッツという感じじゃなかった。
廣記商行のはちゃんとナッツたっぷりでしたが、なんと塩気のある味でした。
というわけで思ってたような木の実の月餅はありませんでした。
一番おいしかったのがココナッツの椰蓉。これはどちらのも味・食感ともに満足。
夫はココナッツ好きなので、彼もこれを喜んでました。
by pilsnerglass39
| 2015-09-25 20:41
| 食品
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Comments(0)
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Tracked
from dezire_photo..
at 2015-09-27 22:30
タイトル : 既成概念から絵画の解放に挑戦したシュルレアリスムの巨匠
ルネ・マグリットRené Magritt 20世紀を代表するシューリアリスムの巨匠・ルネ・マグリットの大規模な回顧展が、東京の国立新美術館で開催されました。ブリュッセルのマグリット美術館の全面的な協力を経て世界各地から初期から晩年までマグリット芸術の変遷をたどる130点の作品が集結し、マグリット芸術の変遷と全貌をたどることができました。... more
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