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Ms.Xの覚書
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青Bambooコースター
2006年 07月 13日 *
帽子の残り糸でポームの本に載っているコースターを編みました。
かぎ針編みは4年前に初めて何点か編んでそれっきりだったので、編み方を思い出すのに時間がかかりました。まず、糸端を輪にする編み始めが何度やってもできない!初めてのときも本だけを頼りにしてすんなりできたはず…と思いつつかなり長時間四苦八苦してしまいましたよ。結局原因は「編む」というのがこま編みを意味しているというごくごく基本的なことを忘れていたからでした(大汗)。
そうそう、輪にする編み始めって中心を完全にしぼっていいんですよね?本の完成品は穴が開いているのが気になります。わたしが初めて作ったのは帽子だったので当然穴は開けないものだと思っていたのですが。
そして、あと少しで完成、というところまでいったん編みましたが、立ち上がって高さを揃えることや、根元をつける場合と離す場合があることなど、思い出しながら進めていたので、なんだかめちゃくちゃ。1回目は久々のかぎ針編みのリハビリということにして、ほどいてやり直しました。
青Bambooコースター_f0013029_9354825.jpg2回目がこれ。波打ちすぎです。棒針は編み図どおり無心に編んでいけば形になりますが、かぎ針は形を整えつつ編み進めていく必要があることを忘れてました。
あと、鎖編みの立ち上がりと長編みの長さが合っていません。どうやら長編みのとき糸を引き締めすぎるようです。
青Bambooコースター_f0013029_9475189.jpg外側に引っ張って整形を試みたのですが、どうにも納得いかないのでもう一度やり直し。3段目までは平らにそこそこきれいにできているのでいいことにして、玉編みの4段目から編み直します。

さて、わたしの編み方は右手に糸を掛けるイギリス式です。
その昔、母に棒針の表編みと裏編みだけ教わり、そのときに右手に糸を掛けるのがイギリス式、左手に掛けるのがフランス式、と言われました。イギリス式は右手で糸を引き締めながら編むのでかっちり仕上がる、フランス式は左手の糸をすくっていくように編むのでふんわり仕上がる、と。わたしの周囲の人々を見回してみると、どうも東北・北海道ではイギリス式、それ以南ではフランス式が多い、という傾向があるように感じます。母も道産子です。北国は寒いので目のつまった暖かい衣類を作れる手法が広まったのかも…と勝手に解釈していました。
青Bambooコースター_f0013029_10185433.jpg青Bambooコースター_f0013029_1019122.jpg少し前に「フランス式は速い」という話を聞き、いろいろな手法を身につけた方が面白いかもしれないと思うようになりました。調べてみると、フランス式・アメリカ式という分け方が主流のようですね。イギリス式はアメリカ式の別名、いやアメリカ式の元になった形でまたちょっと違う、などいろいろな説があるようです。
イギリス式の方が、糸を掛けて引き締めるのも針を動かすのも右手で、右手が断然忙しいので、「わたしは根っからの右利きなのかも」と思っていたのですが、今回調べていたら「左利きなのでアメリカ式の方が編みやすい」というような記述をみつけました。ん~、よくわからないですね。
コースターに戻ります。
編む長さが揃わないのは糸の引き締めすぎかと気になり、編み直しの際、突然フランス式に挑戦してみました。
よくある「はじめての~~」系の本に編んでいる手が入った写真をみつけたので、糸の掛け方を参考にしました。
青Bambooコースター_f0013029_1020116.jpg青Bambooコースター_f0013029_10201217.jpgあたりまえですがなかなか慣れません。手を休めてから編み始めるときはいちいち考えて左手に糸を掛けなければなりません。右手に糸を掛けるのは無意識にできるんですけどね。編んでいる最中も指を意識して糸の張り具合をとるのが難しいです。人差し指で糸を張るのと、薬指と小指の間に糸を保持するのがうまくいきません。

青Bambooコースター_f0013029_10255117.jpgなんとか完成したのがこれ。
糸:Bamboo ITALIAN CREATION 竹70% 綿30% 50g135m 色1527 5g
針:3号かぎ針
パターン:雄鶏社「オーガニックコットンのやさしい手編み」P.39コースターc

慣れないフランス式で編んだため、かえって目が不揃いになってしまいました。なんだか丸くないし、模様も密度も不均一。不安定なかぎ針はイギリス式を貫いた方がましなのかも。それで立ち上がりと長編みの長さなどが揃うよう調整していきます。
いろいろと難がありますが、きりがないのでこのコースターはとりあえず完成とします。
帽子の残り糸で足りるかちょっと心配でしたが、見てのとおりの残り具合でした。本にあるabc3つのコースターのうちcを選んだのは、一番すかすかしていて糸が少なくてすみそうだったから。
重さを量ってみると、帽子の残り糸が6g、コースターが5g、コースターの残り糸は1g単位のデジタル秤では軽量できない程度です。本にはabc3つで0.5玉と書いてあります。ポームは25gなのでそんなもんですね。
今回使ったのは棒針で編んだ帽子の残り糸の方で、まだ、輪針で編んだ帽子の残り糸9gがあるのでほかのコースターも編んでみます。
by pilsnerglass39 | 2006-07-13 10:50 | 編み物など | Trackback | Comments(0) *