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Ms.Xの覚書
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漢方から西洋医学へ
2007年 02月 05日 *
10月から漢方のクリニックに通ってきましたが、なかなか体調が良くなりません。
彼には「病院で検査してもらったら?」と言われ、普段漢方薬を使っている母にすら「西洋医学の方が早いよ」と言われ、自分でも考え直すようになっていました。
もちろん、漢方で体の調子を整えるのに時間がかかることはわかっているし、わたしはかなり忍耐強い方ですが、体調の悪さを毎日我慢しているのがつらくなってきました。保険の利かないクリニックなので毎回万単位のお金が飛んでいくのも痛いし。
そんな中、妹が本を送ってくれました。
『アトピー性皮膚炎の治療は難しくない』柴崎淳夫
評判の高い個人医院の皮膚科医による本で、この人のアトピー性皮膚炎の治療に対する考えをエッセイとしてわかりやすく書いてあります。
それによると、ステロイドなどの塗り薬をきちんと使っていれば、何年かかかるかもしれないけどアトピーは必ず治癒するとのこと。
妹が子供達と通っているのも、「ここなら治るよ」と友人に紹介された病院で、丁寧に診てステロイドなどを処方しているそうです。
漢方の先生は「日々の苦痛を軽減するために使ってだんだん減らしていくなら、ステロイドを併用するのも許容範囲」という考えなので、使っていたのですが、処方はしていないので、わたしが自分で適当に判断して手持ちのものや市販のものを使っている状態でした。
そうなると、よく効くのでつい強い薬を使ってしまうし、弱いものだと弱すぎるみたいであまり効かずうまく使いこなせない。調べていくうちに、%濃度だけでなく種類によって強さが違うことがわかりました。これでは素人には手に負えません。それに、これでは漢方治療をしているとはいえ、結局ステロイドに頼っているのと同じこと。
思いきって漢方はお休みすることにして、皮膚科に通うことにしました。といってもどこに行けばいいのかわからないので調べてみましたが、毎度のことながら病院選びは難しいですね。
本の著者、柴崎さんのような医師が近所にいてくれれば助かるのですが、そうそうみつかるものではありません。とりあえず、通いやすい場所にある医院でちゃんと診てくれそうな雰囲気のところをあたってみました。丁寧に診てくれるし、きちんと説明してくれるし、薬も相談しながら決めてくれるなかなかよさそうな先生です。今どきはそれが当たり前なのかもしれないけれど。
わたしは去年突然ひどいことになったので、きちんと診てくれる医師の指導を受けてコントロールしながら適した量のステロイド薬を続け、それにつれて体調が回復していけばわりとすぐ治るのではないかと楽観視しています。
ステロイドについてはさまざまな考えがあると思います。わたしも、よくわからないけどできることなら使わない方がいいと思っていました。(使ってたけど)。
最近では一時期ほど「ステロイドの薬害」というように取り沙汰されることもなくなってきたそうです。ステロイドが恐ろしい、というすりこみは一部の特殊な治療法の営利目的で広められたイメージらしいです。「ステロイドは怖いから○○治療法をしましょう!」とか。
今回の判断が吉と出るか凶と出るか、それはまたずっと先にわかることですが、健康な生活に一歩踏み出していることを切に願っています。
by pilsnerglass39 | 2007-02-05 14:57 | | Trackback | Comments(0) *