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Ms.Xの覚書
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『北京ヴァイオリン』
2008年 12月 15日 *
『北京ヴァイオリン』2002年 中国 チェン・カイコー

『恋する惑星』を勧めてくれたいとこに「『北京ヴァイオリン』もいいよ」と言われて観てみました。
連続ドラマだと思っていたら、ドラマはリメイクで元は映画なのですね。
「バイオリン少年の立身出世ものでしょ…」とさほど気乗りせず観たら、思いがけずよかったです。
父子の愛情が主題ですが、周囲の人々との関係がよく描かれていたと思います。
対照的ともいえる2人の師のほか、ヒロインとのちょっと奇妙な関係、ライバルの女の子の存在もなかなか深いし、ほんの少しの場面ですが故郷での父親の雇い主とのやりとりもいい。
先生の昔の恋愛話だけはあんまり本題と関係ないような気がしましたが、まあすべてが伏線できれいにまとまる必要はないわけで。
中国のいつの時代の話なのかなーと思いながら観始めたらまさに現代が舞台でした。
風景の美しい地方や、近代化しているのに人々の生活に格差のある北京の様子がとても興味深いです。
by pilsnerglass39 | 2008-12-15 06:52 | 映画など | Trackback | Comments(0) *