Ms.Xの覚書
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2009年 07月 05日 ( 1 )
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2009年 07月 05日 *
佐渡裕プロデュースオペラ『カルメン』に行きました。
序曲から佐渡さんテンポ速い!
でもPACよくがんばってました。ばらつくところもあまりなく、あっというまに演奏に引き込まれました。
スペインの少数民族の雰囲気も取り入れた独特の音楽があるべき姿で表現できていたかどうかについてまではド素人のわたしには語れませんが、充分満喫しました。
ダブルキャストのうち、主要キャラが日本人の方の公演だったのですが、歌は皆さん素晴らしかった。
ただビジュアル的にスペインじゃないよな…って気分ではありました。
衛兵達が登場した時点でなんか…、帝国陸軍?
ちょっと異国情緒ある女性の服装はともかく、レトロな男性の服装や子供達は、戦後の闇市?みたいな。
でもまあ仕方ないです。映画だったらラテン系の人を集めるべきところですが、そういう企画じゃないので。
あくまで歌と演奏を楽しむのです。
佐渡さんのインタビューによると、今回のカルメンは野太い声や迫力で選んだわけではないそうです。
それで納得。林美智子さんはむしろ清楚な雰囲気が滲み出てしまう感じで、精一杯蓮っ葉な女を演じてるようだったので。『マイ・フェア・レディ』のオードリー・ヘプバーンを思い出しました。役柄にぴったりってわけじゃないんですよね。
なんか不満みたいな書き方になってしまいましたが、そんなことはなく思いきり楽しみました。
舞台装置も工夫が凝らされていて、目新しくて感心したし。
f0013029_1338309.jpg『カルメン』ってけっこう変な話だけど、ひたすら聞かせるビゼーの音楽は素晴らしいですよね。
この企画はオーケストラや合唱団が変わるけど東京・愛知公演もあるそうで、かなり力が入っているようです。
パンフレットもなかなか詳しい解説が収録されていて読み応えありました。演出家による背景の説明なんかものすごく興味深い。
表紙の宝くじの広告がなければねー。
これ、どうしても表紙に出さなければならなかったのでしょうか。力関係がよくわかりませんが。
せっかくいい紙使ってるのにもったいないなあ。

芸術監督/指揮:佐渡裕
演出:Jean-Louis Martinoty
装置:Hans Schavernoch
衣裳:Sylvie de Segonzac
照明:Fabrice Kebour
合唱指揮:矢澤定明

兵庫芸術文化センター管弦楽団
二期会合唱団
ひょうごプロデュースオペラ合唱団
ひょうごプロデュースオペラ児童合唱団

カルメン:林美智子
ドン・ホセ:佐野成宏
エスカミーリョ:成田博之
ミカエラ:安藤赴美子
フラスキータ:吉村美樹
メルセデス:田村由貴絵
モラレス:桝貴志
スニガ:松本進
レメンダード:大川信之
ダンカイロ:初鹿野剛
アンドレス:真野郁夫
酒場の主人:Jean-Gabriel Dupuy
母の声:Denise Masse
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