Ms.Xの覚書
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2009年 11月 30日 *
『ある貴婦人の肖像』1996年 イギリス ジェーン・カンピオン

19世紀イギリス。主人公は美貌により貴族にも求愛される娘だが、見聞を広めたいので結婚はしないと言う。しかし伯父から莫大な遺産を譲り受けた後、魅惑的な女性の策略によって財産目当ての男と結婚することになる。自分の娘すら利用しようとするなど、心のない男に縛られる生活に疲れていく主人公。かつて求愛した男達や友人、心を許し合ってきた従兄は彼女の身の上を案じていた。
なんともいえない不思議な話でした。
封建的な時代の中で若い娘が活き活きと人生を切り開いていくのかと思ったら、どんどん不幸になっていき、周りの人も含めて結局どんな運命を辿ったのかはわからない。
ニコール・キッドマンの美貌は説得力がありました。あんな苦しそうなコルセットを着けられるだけでもすごい。
ほかの俳優も皆役に合ってたと思います。
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2009年 11月 29日 *
f0013029_21473586.jpgワインの新酒にはあまり食指が動かないのですが、たまにはいいかなと。
今年は50年に一度のできだというし。
店頭で目についたジョルジュ・デュブッフ氏のボジョレーヌーボーを購入。
グラスに注いだとたん華やかな香りが立ち上り、今まで飲んだことのあるヌーボーとはちょっと違うな、という印象を受けました。
飲んでいるうちにまろやかに変わっていったのも意外でした。
軽い赤ワインだと思って少しだけ冷やして飲んだのですが、冷やさない方がよかったのかも。
ヌーボーにしてはなかなかで満足。

成城石井でもモンドールが出ていたので、一緒に食べました。
真偽のほどはわかりませんが、チーズを食べながらビールや水を飲むとお腹の中で固まると聞いたことがあります。
だからすぐお腹いっぱいになってしまうとか。
なのでチーズを食べるときはワインがいいんだとか。

このモンドールは買ってすぐ食べてしまったのですが、しばらくおいて熟成させた方がよかったかな、という感じでした。
前回、阪急百貨店で買ったとき売場のおねえさんが個人的な意見として「賞味期限が過ぎるくらいまで少しずつ少しずつ食べていって大丈夫」と言っていたので、一度に半分くらい食べてしまううちとしては、買ってきたら賞味期限くらいまでおいといてから食べるのがいいのかも。
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2009年 11月 29日 *
『モナリザ・スマイル』2003年 アメリカ マイク・ニューウェル

1950年代アメリカの名門女子大。最高学府といっても実質は良妻賢母を世に送り出すことを目的とした花嫁学校であり、革新的な者は排除されるのだった。ここに自由な精神を持つ美術教師がやってきて、学生達に自立することの大切さを説く。
新任美術教師や授業の魅力とそれに学生達が惹かれていく様子の描写が足りない気がするし、男性関係や、結局学生に影響を与えたのか、など腑に落ちない点が多かった。
抑圧された中でも女子大生達が個性それぞれなのは面白かったけど。
しかしこれ見てると50年以上たっても進歩してないなって思ったり…。
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2009年 11月 28日 *
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仕事に追われているうちに日にちがたってしまいましたが、伊藤若冲展を目当てにミホミュージアムへ行ってきました。
土日祝のETC割引もあるし車で移動。
でも東京・大阪近郊は対象外なので、実はあんまり恩恵がないんですけどね。
電車とバスを乗り継いでのんびり行くのもよさそうだけど、バス停の時刻表を見たら1時間に1本しかなかったので、かなり計画的に動かなければならなそうです。

ミホミュージアムがあるのは信楽町。
信楽焼の里とあって、信楽ICを降りると窯元や焼物を扱う店が目につき、沿道では巨大な狸達が迎えてくれます。
小さな滝もある山道を通って到着。
駐車場やバス停のそばにあるのはレセプション棟。
レセプション棟にはチケット売場とレストランと売店があり、美術館本館はそこから500mほど離れています。
乗客が7人乗れる電気自動車が4台ほど往復していますが、お年寄りや体の不自由な人でなければ、行列して乗るより手っ取り早いし歩くのも楽しいかと。
途中にトンネルがあり、そこを抜けると美術館にたどり着く、という趣向になっています。
そろそろ紅葉もきれい。
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まずは若冲展。
なかなかの品揃えで満足。
数年前に大阪かどこかで大々的に行われた若冲展を見逃したので、ほんとによかった。
椎茸がバーン!とか、野菜が大胆に描かれた屏風が印象的でした。

ウェブサイトにレストランは団体客で混雑するようなことが書いてあったので、昼食のため早めにレセプション棟に戻る。
お茶を飲むだけなら早い時間から可能なようですが食事は11時半からで、時間まで行列待ち。
席数はそこそこあるので11時半になると次々案内されます。でも席について注文してからもけっこう待つかな。
食事はわりときちんと作られていて美味しかった。品数はあっても量はないけどね。

再び本館に行き、1時からの解説ツアーに参加。
主な作品6点をボランティアが説明してくれるというツアーで、けっこう詳しいことを教えてくれるので面白かったです。
さらに2時からレクチャーホールでのストーリーテリングにも参加。
今回は所蔵されているお経にまつわる物語でした。
淡々とした地の文と迫真のセリフ部分とでメリハリがあって、語り手の人がとても上手なのには感心しましたが、これはちょっと単なる昔話を聞きに行った感じで期待外れでした。
いや、話は面白かったけど、もっと美術品との関わりなどを映像も交えて説明されるのかと思ったので…。
そのせいか、シネコンを思わせる立派なレクチャーホールはガラガラでした。

あとは常設の所蔵品展示と、古代中央アジアのオクサス文明にまつわる美術品の展示をじっくり見学。
どれもお宝って感じでものすごい充実度です。
日帰りで訪れて一日過ごすのにほどよい規模で、しかも展示品の質は高く、かなり満足しました。
宗教団体が運営する美術館ということで、彼はやたらと胡散臭がってましたが…。
確かに、来館者やスタッフも教団関係者がけっこういそうな雰囲気でした。知り合い同士が挨拶してたりとか。
それに莫大な費用が注ぎ込まれたと思われる施設や行き届いた管理は、お金のありそうな宗教団体ならでは…って気もします。
まず山を削って美術館を建設し、土を埋め戻して景観を保つ、という計画自体、巨額の予算がないとできませんよね。
中の施設も凝っているけど使い勝手にも配慮されているし、すみずみまで磨き上げられているのも感心しました。
見学者の観覧中も、ガラスの汚れをチェックしてさりげなく拭いたりしてるんですよ。
ちょっとしたことだけど印象に残ったのが、貸し傘。
駐車場とレセプション棟・本館の出入口にたくさんの傘が置かれていて、敷地内では自由に使うことができます。
この日は夕方から雨だったので重宝しました。
人が多かったので数は足りてないようでしたが、それでもあるのとないのとではずいぶん違いますよね。
不便な山の中の美術館でありながら、賑わっていたのにもうなずけます。
団体客も多いらしく、次々と大型バスが乗りつけられていました。
中国からのお客が多いようで、中国語対応のスタッフも大勢配置されていました。
夕方から制服の中学生が団体で来てたけど、休日になんでしょうね。

そうそう、あとはようやくカメラを完全オートではなく少しいじるようになりました。
上のトンネル写真は露出を調整したものです。
露出…気にはしてたけど放置していて、ようやく変え方を把握しました。
ついでに絞りとシャッタースピードとの関係もわかりました。
シャッタースピードくらいは知ってたけど、絞りの仕組みがよくわかってなかったのですっきりした。
超初心者から一歩前進できたかな。
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2009年 11月 28日 *
イン・ハー・シューズ』(クリックすると音が流れます)2005年 アメリカ カーティス・ハンソン

弁護士のキャリアを積みながらも女としては地味な生活を送る姉と、読み書き計算が満足にできず、仕事も長続きせず、異性関係もだらしない妹。正反対ながら気の合う姉妹だったが、妹の軽率な行動により喧嘩別れ。妹は行き場のない中で長年音信不通だった祖母の存在を知って訪ねて行き、そこで祖母や老人ホームの人々と関わることで変わっていく。
靴に絡めているだけで、よくある話という感は否めませんが、わりと丁寧に話が進んでいくのでなかなかいいです。
継母ひとりがやけに悪役ですが、全体的にどことなくお気楽ムードなので重くない。
シャーリー・マクレーン、健在ですね!
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2009年 11月 27日 *
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年初に仕込んだマルセイユ石鹸を切り分けました。
中心が緑がかったきれいなオリブ色。
縁の感じからしてたぶん乾いたら色が抜けると思うけど。

これは妹に注文されて作ったものです。
シンプルなマルセイユがいいらしい。
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2009年 11月 27日 *
『ボーン・スプレマシー』2004年 アメリカ ポール・グリーングラス

記憶を失ったCIAの工作員。恋人と世界中を転々としていたが何者かに命を狙われるようになり、身代わりとなって恋人が命を落としたことから、自ら核心に迫っていく。
ボーン・アイデンティティー』の続編。
意外性とかはそんなになくて、やっぱりアイデンティティに主眼を置いている印象。
暗殺者キリルはエオメルですよ~。
こうなったら3作目も観ておこう。
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2009年 11月 26日 *
茄子 アンダルシアの夏』2003年
茄子 スーツケースの渡り鳥』2007年
日本 高坂希太郎

世界3大自転車レースの1つブエルタ・ア・エスパーニャを舞台にした自転車乗りの物語。続編の『スーツケースの渡り鳥』ではジャパンカップサイクルロードレースを描いている。
題名と自転車レースの話、ということだけ知ってました。
で、茄子って何だろう…とずっと思ったのですが、ほんとに野菜の茄子なんですね。
マスコミの質問に対してひたすらビール会社の宣伝をするところが好き。
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2009年 11月 25日 *
隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS』(クリックすると音が流れます)2008年 日本 樋口真嗣

黒澤明『隠し砦の三悪人』のリメイク。
設定も展開もいろいろと変更が加えられています。
元の映画は侍の美学を重視していて同行する農民は道化だったけど、このリメイクでは武士は圧制を強いる悪役で、名もない人々の力を描く、というような方向になってます。時代劇なのになんか無理あるけど…。
恋愛要素まで入っていて、ラストの印象から『隠し砦の三悪人』というよりむしろ『ローマの休日』みたいだと思ってしまった。
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2009年 11月 24日 *
『雪之丞変化』1963年 日本 市川崑

上方から江戸にやってきた歌舞伎芝居の花形、雪之丞。彼が江戸に来た目的は親の仇を討つためであった。首尾よく仇の一味をつきとめた雪之丞は、その娘や人気女形という立場を利用して本懐を遂げていく。
長谷川一夫が二役演じてますが、闇の親分と違って、雪之丞、気持ち悪いです…。
役者として人気があるのはともかく、お嬢様が夫婦になりたいとまで入れ込むのが理解できなかった。
BGMがジャズ風というかムードミュージックみたいで、コテコテの時代劇によく合っています。
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