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Ms.Xの覚書
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古典と遊ぶ 春爛漫 茂山狂言会
2009年 04月 04日 *
お豆腐狂言会と銘打って、演目は『昆布売』『魚説教』『釣針』。
『昆布売』は浮かれっぷりがひたすら楽しい。
『魚説教』の出家は人間国宝の茂山千作。
こう言っては失礼かもしれませんが、この人間国宝の芸、もうあと数年も見られないといった感じでした。
調べてみたら御年89歳!
見せ場が終わって一息つくとダースベイダーを思わせるハアハアと荒い息遣いが聞こえてくるし、立ち上がるのにも後見の手助けが必要な御様子。
とはいえ朗々と声を発する姿からは堂々たる風格が滲み出ていて、さすがの貫禄でした。
『釣針』ではちょっとハプニング。
未就学の子供は入場できないはずなのに何やら泣き声がする…?と思ったら、舞台上で女房役の茂山莢ちゃんがべそかいてふにゃふにゃと…。
どうなることかと思いましたが、主人の茂山正邦さん、慌てず騒がず莢ちゃんの言い分を聞いてスマートに一旦下がらせました。
まったく危なげないです。さすがです。
主人が妻を連れて先に帰る頃には再びさりげなく莢ちゃんが登場して事なきを得ました。
こういう臨機応変も含めた様式美の安心感は伝統芸能ならではですね。
昆布売が刀を振り回しても、太郎冠者が釣針を振り回しても、何の不安も感じない自分に驚き。
かなり久々の狂言、非常に面白かったです。
by pilsnerglass39 | 2009-04-04 21:55 | 展覧会・演奏会・演劇など | Trackback | Comments(0) *
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