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Ms.Xの覚書
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伊丹十三の女シリーズ
2008年 04月 10日 *
『マルサの女』1987年
『マルサの女2』1988年
『ミンボーの女』1992年
『スーパーの女』1996年
『マルタイの女』1997年
日本 伊丹十三

『マルサの女』と『スーパーの女』は以前に観ているので2回目か3回目。
『マルサの女2』は借金の形にとられる少女の悲哀がやけに印象的でした。
『ミンボーの女』は大地康雄さんがやけにかっこいい。最後の決め台詞もそうだけど、いやな仕事を押しつける上司にはっきり言い返せるのに感心してしまいました。(物語ですが)。
わたしは気が弱いのでマルサ・ミンボーはちょっと怖かったです。特にミンボーはヤクザの手下がずっと怒鳴りっぱなしで、みていて気が滅入りました。
それに比べると『スーパーの女』は平和な話。
でも、輸入肉を国産と偽って売っていたり、パックの日付を付け直したり、今大きな問題になっていることが10年以上前に取り上げられています。
『マルタイの女』の主人公の女性はほかの4作のように主導権を握って苦境を打開していく役ではなく、マルタイとして警察に保護される役。
三谷幸喜が関係しているせいか、深刻な話の割にはコメディタッチが前面に押し出されているように感じました。
とはいえ、マルタイの立場は怖いですね。こんなのみたら、みんな証人になりたがらないのではと思ってしまいました。
『マルタイの女』では高橋和也氏の演技のうまさにびっくりしました。
伊丹十三氏の映画では『タンポポ』が好きでした。だいぶ記憶が薄れているのでまた観てみようかな。
『マルサの女2』の少女が『タンポポ』で海女さんを演じているんですね。
by pilsnerglass39 | 2008-04-10 08:03 | 映画など | Trackback | Comments(0) *