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Ms.Xの覚書
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『ドラゴンへの道』
2008年 12月 22日 *
『ドラゴンへの道』1972年 香港 ブルース・リー

地元の地上げ屋に嫌がらせを受けているローマの中華レストランを助けるため、香港からやってきた格闘家が活躍する。
つっこみどころ満載、というより、つっこみどころだけでできているようなストーリーです。
冒頭から妙に間のびしているし、もたもたしていて手際の悪いギャングはいくらブルース・リーが強いからって嫌がらせのシーン以外はなんだか凄みがない。
せっかくとった人質をあっさり渡してしまうし、ブルース・リーを陥れる作戦もパッとしない。
珍妙なイントネーションの日本語をしゃべる日本人が出てくると思えば、罠と言ってる割にはたいした罠じゃないし、むしろ正々堂々と戦っているくらい。真打ちとの戦いの前にはお互い準備運動。
ところどころでユーモアは利いているけど、本筋でよくできてるところを探すなら裏切りくらいかな。
たぶん、ちょっとローマでロケやって遺跡をバックにアクション映画を作りたかったんだろうなーって感じです。
(でも最後の戦いのシーンはスタジオのセットだそうです)。
とはいえ生身のアクションと、その見せ方はすごいです。
CGやワイヤーアクションがないというだけでも今となっては感嘆に値しますね。
by pilsnerglass39 | 2008-12-22 06:33 | 映画など | Trackback | Comments(0) *