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Ms.Xの覚書
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2008年 04月 02日 ( 1 )
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2008年 04月 02日 *
佐渡裕さんのオペラ『蝶々夫人』に行きました。
聴き慣れていたのがマリア・カラスだったので失礼ながらどんなものかと思いましたが、並河寿美さんの歌は正統派でそれはもう素晴らしかった。まさに可憐な蝶々さんでした。
アメリカの海軍士官が日本女性を一時的に現地妻にした後、捨ててしまうという物語の筋はすっかりわかっていたのに、そしてこういうメロドラマにはあまり感情移入しない方なのに、涙涙でした。
始まる前は「ピンカートンはろくでなしだなあ」くらいにしか思っていませんでしたが、花粉と相まって洟が止まりませんでしたよ…。
プッチーニ作のこのオペラは、たくさんの日本の曲やアメリカの国歌などが盛り込まれていて、音楽としてのエンターテイメント性はかなり高いと思います。
プッチーニは日本の風俗などをよく研究していたそうで、日本人が観ても設定や演出などにそんなに無理が感じられませんしね。
登場人物は日本人とアメリカ人なのに、なぜかイタリア語で会話する人々。笑
曲調がところどころ中国風に感じられるのは気のせいでしょうか。銅鑼の音みたいな打楽器使いとか。
現実的で具体的な話なので、珍しく彼も物語に入り込んで楽しんだようでした。
今まで観た舞台は『タンホイザー』『魔笛』『オペラ座の怪人』『CATS』…などなど幻想的な演出で抽象的な概念を表現するようなものが多かったため、腑に落ちなくてぶつぶつ言っていたので。